こんにちは、紗那教授です。
これでもかって言うくらい雨模様の日々が続いていますね。
今日はテキレボEX2で手に入れた、コハク燈様の作品を読了しました。
(余談ですが、コハク燈様のTwitterアカウントを見るまで、「燈」←の読み方が分からなかった(汗))
概要
日常を映した物語6編とイラストを収録。花言葉にも注目。
「【現代】【エンタメ】【恋愛】寄せ植え vol.1」コハク燈@Text-Revolutions Extra 2 – Plag!
コハク燈様は、3名のサークルさん
・今岡様→イラスト
・瓜越様→4作品
・笹波様→2作品
感想
体裁
A6版で、ページ数は100となっています。
まずは、今岡さんが描かれた美しい表紙が目立ちますね。
これは水彩画でしょうか。
僕もかつては水彩で絵を描いていましたので(今はもう諦めました)、テキレボの通販サイトを眺めていたときにパッと目につきました。
表紙だけじゃなく、4ページ分フルカラーのイラストと、作中の挿絵に数枚モノクロのイラストがあります。
画風がとても上品ですし、現代を舞台にした恋愛というジャンルにもマッチしていると思います。
個人的には、最後に収録されている『柏崎理髪店』で髪を切ってもらっているイラストが一番好きです。
感想
僕自身も何気に恋愛小説は、自分で書いてしまうくらい、読むのも好きです。
6作品収録されていて、それぞれについて感じたことはありますが、特に印象に残った2作品の感想です。
●『左側』(笹波ことみ様)
短いお話ながらも、中学→高校→大人の流れがある物語。
駿介と真帆の恋が成就してハッピーエンド!
――という風に、片づけられないのが印象的でした。
本書全体のテーマとなっている、花言葉という観点から見ると、特にそう単純な話じゃないということが伺えます。
ヒント:盗人萩
●『柏崎理髪店』(瓜越古真様)
失恋して髪を切る。
最近の女子ではあまりいないのでしょうか。
でも、僕も男性ながらその気持ち、共感できます。
交際相手の好みの姿から外れたいというのも分かりますよ。(もう何年も恋をしていませんが(泣)
後、実際にはたくさんいらっしゃると思いますが、お婆ちゃんの美容師が登場する物語は読んだことがなかったので新鮮でした。
温かみがあって、ほっとします。
こんな人におすすめ
・短編でもちょっと意味深な小説を読みたい人
・文章作品でも、美しいイラストが欲しい人
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