こんにちは、紗那教授です。
最近、寝落ちする日が増えて、生活リズムがやや乱れがちです(´-ω-`)
さて、今日のテーマは今日は同人活動で避けて通ることのできない、
『同人誌の頒布価格の決め方』です。
ベテランサークルでも頭を悩ませるテーマです。
できるだけ分かりやすく、自分の作品にどう値段をつけたらいいか解説していきます。
即売会に直接出向いてリサーチ

値段を決める上で僕的に一番いいと思うのは、同人誌即売会を下見することです。
自分が作りたい本の仕様(サイズ・ページ数・紙質など)に、できるだけ近いサークルの本をいくつか見つけて検討してみましょう。
WEBカタログがあるイベントでは、それに記載されているデータを見て判断してもいいですが、生の本に直接触れる方がより実感が沸くと思います。
また、統計的にどういった価格が多いかが分かってくると思います。
ちなみに参考例として、自著の現在の頒布価格を紹介いたします。
『百獣の女王Ⅰ―女王の覚醒―』
【サイズ】文庫本(A6)、ページ数286
【仕様】カバー有り、表紙上質135kg、本文淡クリームキンマリ72kg
【頒布価格】700円
『姫君の守り手』
【サイズ】文庫本(A6)、ページ数282
【仕様】カバー有り、表紙上質135kg、本文淡クリームキンマリ72kg
【頒布価格】700円
『囚飾活動 シュウショクカツドウ』
【サイズ】文庫本(A6)、ページ数172
【仕様】カバー有り、表紙上質135kg、本文淡クリームキンマリ72kg
【頒布価格】500円
当サークル「教授会」の本は仕様をおおよそ統一しているので、価格はページ数によって決めています。
頒布が著しく鈍ったり、在庫過多だと感じる場合は価格改定も行います。
また、10円単位以下は0にするように設定しています。
これはイベント当日、僕も購入者もできるだけ小銭が増えないようにするためです。
僕の印象では大多数のサークルが100円単位、50円単位は少数、10円単位はほぼ見かけないという印象です。
印刷費÷部数

印刷所製本の場合だと、いくらお金がかかったのかという数字がはっきり分かります。
それを単純に部数で割って出す方法です。
例えば、カバー有りの文庫本(A6)サイズで250ページの本を50部刷った価格が送料込みで¥52,000としたら、1冊の単価は¥1,040です。
先述の僕のように100円単位に拘りつつ赤字にしたくないのであれば、¥1,100という価格設定になります。
ただし、この仕様であれば私が感じる頒布価格の相場としては、¥600~900です。
文庫本で四桁価格はやや高額という印象です。
勿論、価格設定は各サークルの自由なので、これが悪いというわけではありません。
良いも悪いもありません。
僕は他サークルの頒布価格を参考にした上で、自由に決めるのがいいと思います。
ちなみに印刷所製本の場合、刷る部数が多ければ多いほど単価は安くなります。
上記と同仕様で、100部刷ったら¥77,000ぐらいでしょうか。
単価にすれば、1冊あたり¥770ということになります。
記載の価格はあくまでも一例で、印刷会社や仕様によって大きく変動します。
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