こんにちは、教授会代表の紗那教授です。
春先は公私(仕事とプライベート)が忙しく、毎日バタバタ過ごしております。
さて、今日は読了した同人誌を2冊紹介です。
『カンタン&きれい はじめてのコピー本』
『タブレットマギウス 香散見草の咲く丘で』
どちらも、先日の名古屋コミティア58にて僕が大変お世話になった悠川白水 様著です。
概要

『カンタン&きれい はじめてのコピー本』
《目指したのは、カンタン・きれい・ハヤイ・やすい、誰でもできるきれいなコピー本》 当サークルで発行しているコピー本の製本方法を、解説文をメインに写真と図解を交えて紹介したものです 製本に使う用品や素材の紹介や特徴、ハイグレードコピー平綴じの製本方法のほか、中綴じ製本のコツやポイントも解説 これから紙製本による同人活動をはじめたい人や、うまく自家製本ができなくてお悩みの人の、参考になればと思います。 同人活動の入門者~中級者向けの本だと思います。 著者:悠川白水 表紙イラスト:ミトコンドリア
カンタン&きれい はじめてのコピー本 – 白水の小説棚 -Novel shelf of Hakusui- – BOOTH
『タブレットマギウス 香散見草の咲く丘で』
電子書籍化した魔法の書を、タブレットを使い発動させる電子魔術が隅々まで普及した世界。 柚那(ゆな)は、既存の電子魔術書(ePUG)をアレンジすることを生業としている、見た目はごく普通の女性。 しかし、若くして電魔局の開発次長まで務めていた秀才だけにその腕前は確かで、その筋では評判の職人だ。 ある日ひょんなことから、とある華族に仕えるひとりの少女を救い、その少女の主人から「シンデレラのように、一瞬で女性が素敵にドレスアップできるePUGを作って欲しい」という依頼を受けるのだが……? 電書魔術が紡ぐ、運命の糸の物語……
タブレットマギウス 香散見草の咲く丘で – 白水の小説棚 -Novel shelf of Hakusui- – BOOTH
感想

体裁
どちらもA6(文庫本)サイズなのですが、なんとビックリ!
この高い精度で自家製本なのです。
本にも記載がある通り、ハイグレードな平綴じコピー本です。
同人初心者向けの記事を一応メインに書いている本ブログで、ちょうどもうすぐ製本の話題をアップする予定ですが、これはぜひ実物を皆様に見ていただきたいところ。
結論から言うと、同人活動完全初心者にはコピー本からデビューすることを薦めるのですが、
『カンタン&きれい はじめてのコピー本』は間違いなく良質な教科書です。
『タブレットマギウス 香散見草の咲く丘で』はそのノウハウが活かされた仕上がりの製本となっています。
後、表紙はミトコンドリアさん(細胞みたいなPNですね)作ですが、どちらも清楚感が伝わってくる画風ですね。
感想
『カンタン&きれい はじめてのコピー本』
表紙にハンドメイド製本入門手引きと書いてある通り、ビギナーに対してとても丁寧な文章と手順が載っています。
必要な道具、インクジェットとレーザーの違い、用紙の種類……etc
初心者はまず何が必要で何をしたらいいかが分からないと思いますし、全くビギナーに配慮されている説明だと感じました。
同人活動慣れしているサークルにとっては基本的な内容かもしれませんが、僕自身この本を読んで新たな発見や初めて知ることもあったので、ベテランサークルの方にも勉強になると思いました。
特に作品そのもので紙の種類を変えて説明されているのは、驚きの発想です。
まさに百聞は一見に如かず。思わず納得して首を縦に振ってしまいます。
『タブレットマギウス 香散見草の咲く丘で』
ジャンルはライトノベルの恋愛小説となります。
ページ数が約40ページですので、気軽に小説を読み切りたいという人にオススメです。
電子魔術書(ePUG)というものが出てくることから、ローファンタジーとも言えるかもしれません。
ePUGというネーミングセンスが活かしてますね!(電子書籍的な)
あらすじにもある通り、主人公の柚那が「シンデレラのように、一瞬で女性が素敵にドレスアップできるePUGを作って欲しい」という依頼を受けますが、この本を最後まで読めばきっと爽やかな気持ちになると思います。
こんな人におすすめ
・同人活動初心者、同人活動に興味を持っている人
・ハイグレードな自家製の平綴じ本を見てみたい又は作ってみたい人
・僅かな時間でも本を読み切りたい人
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