こんにちは、ブログ担当の瀉音です。
仕事の環境が大きく変わるので、最近そわそわしがちです。
また別記事でテーマにしようと思っていますが、同人活動って本業の影響を受けやすいんですよね。
さて、今回のテーマは「コピー本と印刷所製本」です。
同人誌の印刷形式はこの2種類が基本で、それぞれのメリットデメリットを解説していきます。
コピー本とは

コピー本とは、自宅又はコンビニなどのプリンターで原稿を刷り、ホッチキスや製本テープを使って綴じたものです。
いわゆる自家製本のことです。
家庭用のグルーガンや断裁機などを駆使して、市販されている本にも劣らない出来映えで製本を行う強者サークルも存在します。
写真は教授会の無料配布誌『Professional』の第一号です。

綴じ方は中綴じ(用紙の中央をホッチキス留め)で、中身はこんな感じです。
A5サイズ(A4の半分)で、ページ数は30です。
コピー本のメリット
- ローコストで製本が可能
- 自宅にプリンターがあることを前提とすると、かかるのはインク代と紙代とホッチキス代
- もし印刷ミスに気づいてしまっても、気軽にやり直しがきく
- 少部数であれば尚気軽
コピー本のデメリット
- 印刷所製本に比べると、仕上がりがチープになりがち
- 紙を揃えたり、ホッチキスや製本テープで綴じるなど、時間のかかる単純作業を自分(又は自分たち)で行わなければならない
- 大部数であれば尚苦痛
クックック……。なるほど、同人初心者にオススメということでしょうか。それにしても、無料配布誌の第一号とは懐かしい。
いや、貴男はこの頃まだ登場してないでしょ。でも、同人活動ビギナーにオススメというのは正しいとアタシは思う。
印刷所製本とは


印刷所製本とは、印刷会社にお金を支払い、原稿を入稿して本を作ってもらうことです。
コピー本に比べると大幅にコストがかかります。
ですが、印刷のプロに頼むだけあって、市販の本と変わらないような出来栄えの本が仕上がります。
写真は当サークルの看板作品『百獣の女王』シリーズですが、全て印刷所製本です。
(全て文庫本A6サイズでカバー付き。印刷所は株式会社ポプルス)
印刷所製本のメリット
- 市販本とほぼ変わりない仕上がりになり、見栄えがいい上に高い満足感も得やすい
- 入稿と入金さえ完了させてしまえば、本が届くのを待つだけでいい
- 大部数であれば尚楽ちん
印刷所製本のデメリット
- コピー本に比べると、多額の費用がかかる
- 一度入稿してしまうと修正がきかない
- 誤字脱字があっても、画像が歪んでいても、そのままの状態で全て刷られてしまう(親切な印刷会社だと指摘してくれることもあるが、自分の不備は自己責任)
- 少部数であれば尚割高
こちらは玄人向けというわけですかな。全くの知識無しでは難しいように思いますな。
決してベテランサークルだけが使う印刷手段じゃないわ。慣れれば印刷所製本の方が楽だと感じるはずよ。元々グラフィックソフトや印刷の知識があるビギナーは、デビューから印刷所にお願いするのも有りね。自信がなければコピー本からスタートするのが無難ね。
教授会はたしか、いきなり三種類の本を全て印刷所製本にしていましたな。
サークル代表の紗那教授は、「教授会」を立ち上げる前にも、一応同人活動の経験があるわ。だから、彼の本当の初作品はファンタジー小説『姫君の守り手』のコピー本バージョンだったのよ。
なるほど。何気に地道にやってきたということですね。ワタクシも思い切ってサークルデビューでもしてみますかな。
でも、お前はもう死んでいる。
ひでぶっ!!
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